石川県 伝えたい⾏事⾷

7月<氷室(ひむろ)の日>氷室饅頭(ひむろまんじゅう)・氷室ちくわ

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 145kcal
たんぱく質 4.4g
脂質 0.4g
カルシウム 11mg
0.9mg
ビタミンA 0μgRE
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 2.5g
食塩 0g
マグネシウム 11mg
亜鉛 0.4mg

由来

江戸時代、加賀藩(かがはん)で冬の間に氷室(ひむろ)に貯蔵しておいた雪を、旧暦6月1日(現在の7月1日)に徳川家(とくがわけ)へ献上していました。その際に、無事の到着を願って神社に饅頭を供え、町民たちが無病息災を願って食べていました。
また、氷室の日には、青竹を芯にした「氷室ちくわ」や、当時の町屋の庭先になっていた杏(あんず)を氷室饅頭に添えて、娘の嫁ぎ先へ贈るならわしもありました。夏負けを防ぎ、万の頭(よろずのかしら)に出世するともいわれ、縁起をかついで今でも贈答品として用いられています。
 

材料・分量

(35個程度)

【氷室饅頭】
1 砂糖(上白糖) 200g
2 酒粕 60g
3 清酒 80ml
4 小麦粉(薄力粉) 200g
5 重曹(膨張剤) 6g
6 あずきあん (こしまたはつぶ) 1,200g
7 薄力粉(手粉) 適宜

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・砂糖(上白糖)をふるっておく。
  • ・薄力粉と重曹を合わせてふるっておく。
  • ・あずきあんを作っておく。

作り方

  • 砂糖(上白糖)と酒粕をすり混ぜる。
  • 清酒を数回に分けて加え、木杓子でよく混ぜる。 ダマのないように、必要に応じて裏ごしする。
  • 小麦粉(薄力粉)と重曹を加え、木杓子でさっくりと切るように混ぜる。
  • 生地がひとまとまりになったら、薄力粉(手粉)を敷いた台に移し、生地をもんでなじませる。
  • 生地を1個15g程度にちぎって分ける。小豆餡は1個30gに分けて丸める。
  • 生地を丸くのばし、小豆餡を包む。とじ目を下にして、蒸し器に並べて蒸す。
  • 霧を吹いてから強火で12~13分蒸す。

学校給食献立例

  • ・ご飯
  • ・牛乳
  • 氷室ちくわの変わり揚げ
  • ・はりはり漬け
  • ・みそ汁
  • 氷室まんじゅう