京都府 伝えたい⾏事⾷

10月<秋祭り>わらびの長和え(ながあえ)

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 54kcal
たんぱく質 2.5g
脂質 1.7g
カルシウム 47mg
1.1mg
ビタミンA 11μgRE
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.04mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 3.7g
食塩 0.9g
マグネシウム 30mg
亜鉛 0.6mg

由来

南丹(なんたん)市日吉町(ひよしちょう)多冶神社(たじじんじゃ)の秋祭りでは、1年の豊作を感謝して、「かっこすり」と呼ばれる民俗芸能が奉納 されます。「かっこすり」は、4人の稚児(ちご)の周りを羯鼓(かっこ)(鼓のような楽器)を手に持った踊り手(「かっこすり」と呼ばれている)が、笛やしめ太鼓とサンヤレの囃子(はやし)にあわせて踊る芸能です。中世後期に流行した風流囃子物(ふうりゅうはやしもの)が現代に伝わっています。
また、「かっこすり」という民族伝統芸能とともに、料理当番がわらびの長和えと煮しめ、枝豆などを作り、お宮さんにお供えすることも伝統となっています。わらびは、保存食であり、お祝い事にも使われていたと言われています。
春に摘んできたわらびを連(連とは、わらびを3から5本の縄にくくりつなげて干すこと)にして天日でかわかし保存しておきます。しかし、近年の環境の変化や動物の食害により、わらびを手に入れることも難しくなってきています。

材料・分量

(4人分)

1 乾燥わらび 20g
2 米みそ(赤色辛みそ) 18g
3 米みそ(甘みそ) 18g
4 砂糖(三温糖) 9g
5 ごま 9g
6 さんしょう(粉) 少々
7 とうがらし(粉) 少々

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・乾燥わらびを3~4日水に浸けてもどす。 わらびを柔らかくゆでて、一晩水につけてさらす。

作り方

  • 調味料をすり鉢でよくすり合わせる。
  • わらびは穂の下ひとにぎり(8cm)位で切ったものを和える。

学校給食献立例

  • ・ご飯
  • ・牛乳
  • ・さばの香味焼き
  • わらびの長和え
  • ・煮しめ