宮崎県 伝えたい⾏事⾷

11月〜2月<神楽(かぐら)>神楽煮しめ(かぐらにしめ)

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 100kcal
たんぱく質 5.3g
脂質 3.5g
カルシウム 140mg
1.7mg
ビタミンA 304μgRE
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.08mg
ビタミンC 2mg
食物繊維 4.0g
食塩 1.3g
マグネシウム 69mg
亜鉛 0.5mg

由来

高千穂町では、毎年11月半ばから2月まで集落ごとに神楽(かぐら)が奉納(ほうのう)されます。夜を徹(てっ)して舞(ま)われる夜神楽(よかぐら)では、途中でヨナガリという夜食をはさみますが、そのとき、村人に酒と料理がふるまわれます。その中でも、最も喜ばれるのが「神楽煮しめ(かぐらにしめ)」である。
だしは、煮干でとり、砂糖(中双糖)を使って味にこくを出します。主な材料として、さといも・大根・にんじん・こんぶ・しいたけ・厚揚げです。鍋底(なべぞこ)に大根をしき、こげつきを防止しながら調理します。一つの材料が煮上がったら次の材料を入れて、時間をかけて煮ます。

材料・分量

(10人分)

1 乾ぜんまい(5cmに切る) 20g
2 乾しいたけ(石づきをとる) 20g
3 干したけのこ(1cm半月切り) 100g
4 切干し大根(5cmに切る) 50g
5 まこんぶ(一口大に結ぶ) 20g
6 厚揚げ(大き目の三角に切る) 150g
7 さといも(半分に切る) 500g
8 板こんにゃく(1cmに切る) 250g
9 にんじん(1cm半月切り) 200g
10 砂糖(中双糖) 30g
11 うすくちしょうゆ 44ml
12 こいくちしょうゆ 18ml
13 清酒 20ml
14 煮干し 20g
15 1000ml

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・乾ぜんまいは、2日前から水でもどしておく。1日ごとに水をかえ、使う前に茹でておく。
  • ・干したけのこもぜんまいと同様にする。
  • ・乾しいたけは、水でもどしておく。
  • ・切干し大根は、水でもどしておく。
  • ・まこんぶは、水でもどしておく。
  • ・さといもは、皮をむきゆでておく。
  • ・厚揚げは、油抜きをする。
  • ・煮干しと水でだし汁をとる。

作り方

  • 鍋にだし汁と切干大根を入れて煮る。
  • 砂糖(中双糖)、うすくちしょうゆ、こいくちしょうゆ、清酒を加えて煮立てる。
  • 材料を一つずつ煮る。煮上がったら、次の材料を入れて煮るという作業を繰り返す。最後にさといもを煮る。

学校給食献立例

  • ・栗ご飯
  • ・牛乳
  • 神楽煮しめ
  • ・きのこ汁