長野県 伝えたい⾏事⾷
8月<お盆>いご(えご)

1人当たりの栄養量 (1人分)
| エネルギー | 9kcal |
| たんぱく質 | 0.1g |
| 脂質 | 0g |
| カルシウム | 40mg |
| 鉄 | 0.3mg |
| ビタミンA | 0μgRE |
| ビタミンB1 | 0mg |
| ビタミンB2 | 0mg |
| ビタミンC | 0mg |
| 食物繊維 | 4.4g |
| 食塩 | 0g |
| マグネシウム | 6mg |
| 亜鉛 | 0.1mg |
由来
いご(えごの方言)は、えご草を煮溶かし固めたものです。
えご草は海草で、天草(てんぐさ)の一種です。海のない信濃(しなの)へ北陸から行商人によって運ばれ、塩の道に沿って北信濃一帯に伝わりました。
お盆の他にも、冠婚葬祭には欠かせないごちそうで、保存性が高く山国に暮す人々にとって貴重なヨード補給の食糧でした。煮て冷やし固めたいごは、冷たく口当たりが滑らかなので、お盆の客膳に喜ばれました。
越後(えちご)から入って来たえご草は、北信濃で売り切れてしまい、長野市や松本市など大きい町には運ばれず伝わることがありませんでした。
材料・分量
(5人分)
| 1 | えご草 | 30g |
| 2 | 水 | 600ml |
| 3 | 食塩 | 2.5g |
| 4 | 粉辛し | 0.5g |
| 5 | うすくちしょうゆ | 10ml |
| 6 | 粉辛し | 0.5g |
| 7 | 穀物酢 | 10ml |
| 8 | 米みそ(淡色辛みそ) | 5g |
下ごしらえ・作り方
下ごしらえ
- ・えご草は、水につけてふやかし、ごみを丁寧に拾ってきれいにしておく。
作り方
- 水をきったえご草をなべに入れ、分量の水に1~3時間漬け、そのまま火にかける。
- 煮立ったら火を弱め、繊維がすっかり溶けるまでよく練りながら煮る。この後に食塩を入れる。
- 流し箱に入れて、冷やし固める。
- 好みの大きさに切り分けて、辛し醤油や辛し酢みそなどにつけて食べる。
学校給食献立例
- ・ご飯
- ・牛乳
- ・三色天ぷら
- ・ミニトマト
- ・素麺汁
- ・いご

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