福井県 伝えたい⾏事⾷

7月<半夏生(はげっしょ)>鯖の丸焼き

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 488kcal
たんぱく質 46.4g
脂質 30.8g
カルシウム 25mg
2.7mg
ビタミンA 36μgRE
ビタミンB1 0.40mg
ビタミンB2 0.58mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 0g
食塩 0.7g
マグネシウム 65mg
亜鉛 2.5mg

由来

昔、大野(おおの)には越前海岸(えちぜんかいがん)四ヶ浦(しかうら)の方に領地(飛地)があり、そこではたくさんの鯖がとれました。
殿様は、漁村の年貢軽減と、田植えで疲れた農民の栄養補給のため、脂ののった鯖を食べるようにと領民達に奨励しました。それ以来、いつの頃からか毎年半夏生(はげっしょ)には、1匹丸ごと焼いた鯖を一人1匹食べるようになりました。
昭和の初期でも、海の魚を食べられるのは病人ぐらいだったので、丸ごと焼いた鯖を食べられるこの日は特別な日とされていたといいます。春の農繁期の労をいやし、栄養を補給しました。地域によって、「浜焼き鯖」「半夏生鯖(はげっしょさば)」とも言います。

材料・分量

(1人分)

1 まさば 1匹 350g

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・まさばを背開きにし、1匹の形にして、竹か茅の串で頭から尾にかけて縫うようにして串刺しにする。

作り方

  • 炭火でじっくりと(25分かけて)焼き上げる。
  • しょうゆか、しょうがじょうゆをかけて食べる。

学校給食献立例

  • ・ゆかりご飯
  • ・牛乳
  • 焼き鯖
  • ・3色和え
  • ・わかめのみそ汁