島根県 伝えたい⾏事⾷

6月<端午の節句>笹巻き(ささまき)

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 85kcal 
たんぱく質 1.9g 
脂質 0.7g 
カルシウム 6mg 
0.4mg 
ビタミンA 0μgRE 
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.01mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 0.4g
食塩 0.5g
マグネシウム 10mg
亜鉛 0.3mg

由来

島根県出雲(いずも)地方では、古くから月遅れの端午の節句に、家々で笹巻きを作り、男の子の無事成長を祈願(きがん)し、神に供える風習があります。巻き方やしばり方はそれぞれの家で違います。
笹巻きに菖蒲(しょうぶ)やよもぎを添(そ)えて束(たば)ねるなどさまざまな工夫や技巧(ぎこう)が凝(こ)らされた地域文化であり、この時期、離れ住む親族に送るために笹巻き作りをする家も多ようです。
また、笹巻きは笹の殺菌力を活かした保存食で、一度に作っておいて、忙しいときの間食にするという生活の知恵があります。

材料・分量

(10本分)

1 まきの粉(同量のもち米とうるち米を寒ざらしにして、ひいたもの)  200g
2 200ml
3 笹の葉 40~50枚
4 い草(藁(わら)) 10本
5 きな粉  20g
6 砂糖(上白糖)  10g
7 食塩 5g

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・笹の新芽をとってきて、さっと洗いゴミをとる。
  • ・笹の葉を一枚ずつにし、団子に刺す棒を作る。

作り方

  • まきの粉を水またはぬるま湯でこねて、円すい形のような団子をつくる。
  • 団子に笹の串をさし、ほうかむりのように葉を一枚かぶせる。
  • 笹の葉を3~4枚ずらせながら合わせて 2の団子をのせ、先から棒の方へだんだん細くなるようにきれいに巻いていく。
  • い草でしばる。
  • 10本ずつまとめ、串の方を葉で巻いてしばる。
  • 大きな鍋に湯を沸かし、15分くらい茹でる。 (昔は吊(つ)るし、風に当て保存していた。)

※きな粉、さとうじょうゆ、糖蜜をつけて食べる。

学校給食献立例

  • ・筍ご飯
  • ・牛乳
  • ・鰹のケチャップソース
  • ・ごま和え
  • ・すまし汁
  • 笹巻き