鳥取県 伝えたい⾏事⾷

3月<桃の節句>おいり

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 65kcal 
たんぱく質 0.6g
脂質 0.1g
カルシウム 1mg 
0.1mg 
ビタミンA 0μgRE 
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 0.1g
食塩 0.1g
マグネシウム 2mg
亜鉛 2mg

由来

おいりは、古くから因幡(いなば)地方(鳥取県東部)に伝わる郷土菓子です。乾飯(ほしいい)を炒って飴で固めたお菓子で、米を「炒る」ところから名付けられたと言われています。昔は、残したご飯がもったいないからと、洗って干した飯を使って各家庭で作っていました。家によっては、かき餅を入れるなど、それぞれの家庭独自のおいりがおやつとして作られていましたが、江戸時代になるとひな祭りに供えられるようになりました。
因幡地方にある用瀬町(もちがせちょう)では、鳥取県無形民俗文化財に指定されている「もちがせの流しびな」があります。旧暦の3月3日、男女一対の紙雛を桟俵(さんだわら)にのせ、ひしもちや桃の小枝を添え、無病息災と幸せを願って、千代川(せんだいがわ)に流す情緒豊かな行事です。おいりは、流しびな行事にも欠かせないお菓子です。

材料・分量

(10個分)

1 精白米(またはポン菓子) 100g
2 水あめ 50g
3 砂糖(上白糖) 30g
4 食塩 1g
5 10ml
6 サラダ油 6ml

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・精白米の場合は業者にポン菓子に加工してもらう。

作り方

  • 鍋に水あめ、砂糖(上白糖)、食塩と水を加えこげないように煮立てる。泡が小さくなって、しゃもじですくい、糸を引くようになったら、ポン菓子を入れ手早くかき混ぜる。
  • あたたかいうちに手のひらにサラダ油を塗りながら、適当な大きさに握って固める。(まん丸よりも楕円のほうが食べやすい)。

学校給食献立例

  • ・ちらし寿司
  • ・牛乳
  • ・鰆の西京焼き
  • ・菜の花のごま和え
  • ・はまぐりのすまし汁
  • おいり