山形県 伝えたい⾏事⾷

1月<正月>ひょう干し煮(ひょうぼしに)

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 64kcal
たんぱく質 2.6g
脂質 2.3g
カルシウム 35mg
1.0mg
ビタミンA 90μgRE
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.04mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 2.0g
食塩 0.8g
マグネシウム 20mg
亜鉛 0.4mg

由来

ひょうは、暑い日差しが照りつける夏場に畑や道端などに自生する雑草の『スベリヒユ』のことをいいます。摘んでも摘んでも生えてくるひょうは、畑のやっかいもの扱(あつか)いですが、山形県ではゆでて「からし和え」などにして食べます。また、さっとゆでて天日で干した「ひょう干し」は、保存食として用いられ、正月には、『ひょっとして良いことがあるように』との願いを込め食べる習慣があります。煮物にすると軽い歯ごたえと独特(どくとく)の風味があります。
畑のやっかいものを保存(ほぞん)食として、さらに縁起(えんぎ)のよい食べ物として利用し、親しんできた先人の知恵と味を今後も伝(つた)えていきたいものです。

材料・分量

(4人分)

1 ひょう干し(3cm) 25g
2 糸こんにゃく(3~4cm) 50g
3 油揚げ(短冊切り) 20g
4 ちくわ(0.3cm幅の輪切り) 40g
5 にんじん(せん切り) 25g
6 サラダ油 5ml
7 こいくちしょうゆ 14ml
8 砂糖(上白糖) 6g
9 清酒 15ml
10 だし汁 150ml

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・ひょう干しは、洗って水から火にかけ、煮立ったら火を止めてそのまま冷ます(2~3回水を替える)。
  • ・糸こんにゃくは切って下ゆでする。油揚げは油抜きして切る。

作り方

  • 油で材料を炒め、だし汁と調味料を加えて、中火で煮汁がなくなるまで煮る。

学校給食献立例

  • ・カレーうどん
  • ・牛乳
  • ・ほたての磯部揚げ
  • ・ブロッコリー
  • ひょう干し煮
  • ・みかん