熊本県 伝えたい⾏事⾷

1月<正月>このしろ(ぶえん)寿司

1人当たりの栄養量 (1人分)

エネルギー 472kcal
たんぱく質 10.7g
脂質 3.1g
カルシウム 64mg
1.3mg
ビタミンA 140μgRE
ビタミンB1 0.08mg
ビタミンB2 0.06mg
ビタミンC 0mg
食物繊維 1.9g
食塩 2.4g
マグネシウム 40mg
亜鉛 1.7mg

由来

昔から、正月や祭り、結婚式などの祝いの席には必ず出されるのがこのしろ寿司です。
このしろは出世魚(しゅっせうお)で、天草(あまくさ)地方では、小さいときをコハダ、次いでツナシ(ナロ)、20cmくらいより大きくなったものをコノシロと呼びます。天草地方で豊富にとれる新鮮なこのしろを刺身、つみれ、南蛮漬け、みりん干し、姿寿司(すがたずし)など、いろいろな食べ方で味わっています。
本献立のように酢でしめた魚を混ぜた寿司をぶえん寿司ともいい、鯛やすずきなども使われます。ぶえんとは、漢字では「無塩」と書きます。塩を効かせなくても生で食べられるほど新鮮という意味です。

材料・分量

(4人分)

1 精白米 400g
2 440ml
3 穀物酢 52ml
4 砂糖(上白糖) 48g
5 食塩 6g
6 ごぼう(ささがき) 40g
7 にんじん(ささがき) 40g
8 乾しいたけ(みじん切り) 4g
9 砂糖(上白糖) 4g
10 うすくちしょうゆ 4ml
11 清酒 2ml
12 このしろ(小さく切る) 80g
13 食塩 2.8g
14 穀物酢 12ml
15 砂糖(上白糖) 8g
16 しょうが(細い千切り) 2g
17 葉ねぎ(小口切り) 4g
18 白ごま 4g

下ごしらえ・作り方

下ごしらえ

  • ・このしろは三枚におろし、皮をつけたまま小さく切って塩をまぶしておく。1時間後、合わせ酢の中につけておく。(魚が酢で白くなる方がよい。)
  • ・乾しいたけは水でもどしておく。
  • ・精白米は洗って水気をきっておく。

作り方

  • ごはんを炊く。
  • にんじん、ごぼう、もどししいたけは砂糖(上白糖)、うすくちしょうゆ、清酒で味付けする。
  • ごはんと合わせ酢とあわせてすし飯をつくる。その後、2の具を混ぜる。
  • 3のごはんが少し冷めたら酢に漬けておいた魚をザルにうち上げて、しょうがと葉ねぎを加えてまぜる。
  • 皿に盛り、白ごまをふる。

学校給食献立例

  • このしろ寿司(給食のため加熱)
  • ・牛乳
  • ・ひじきのがねあげ
  • ・わかめ汁
  • ・柿